#4 近鉄80000系 特急ひのとり
皆さんこんにちは
ただのヲタクです
今日は近鉄の新型名阪特急ひのとりについてです
実はこの新型コロナウィルスが流行る前に旅行商品で試乗会に参加していたんですよね
なので今回はその模様をお伝えしたいなと思います
(近鉄80000系 ひのとりの見た目 ぶれてますね…すいません…)
近鉄80000系 ひのとりの概要
近鉄80000系 ひのとりはこれまで名阪甲特急として運用されていたアーバンライナーを置き換え、名阪特急のグレードアップを図るために導入されています
ちなみにひのとりの導入による玉突きで、一部最古参の特急車両が引退、廃車となっています
2020年4月現在ではまだ数編成の運用のみとなっていますが、今後6両編成×8本、8両編成×3本の計72両の導入が計画されています
主電動機・制御機器については編成により使用が分かれていて、6両編成のHV01~04編成と8両編成のHV51~53編成は三菱製のもの(MB-5183A,MAP-234-15VD327)を使用していて、6両編成のHV11~14編成は日立製のもの(HS-34531-13RB,VFI-HD2420D)を使用しています
そのため正確にはHV01~04編成が80000系、HV11~14編成は80010系、HV51~53編成は80050系と形式が細分化されています(さすが近鉄)
ただ、主電動機・制御機器に違いはあるもののどの編成も性能はそろえられていて
電気方式は直流1500V、設計最高速度が130km/h、加速度は2.5km/h/s、減速度が4.0km/h/sとなっています
6両、8両編成ともに編成の両端の号車がプレミアム車両で、それ以外の車両は全てレギュラー車両という組成になっています
プレミアム車両のみハイデッカー構造ですが、レギュラー車両でも窓が縦方向に拡大されているので眺望は抜群です
その他編成内に、喫煙室、カフェスポット、無料ロッカー、フリースペースを備えており、名阪間の様々な需要にこたえうる車両となっています
乗車してみた感想
実際の車両で乗車できたのはレギュラー車両だけなのですが、プレミアム車両の座席には腰かけたことがありますので今回はその感想も踏まえてお話しします
プレミアム車両
実際の車両には乗車できていないので車内の様子はよく分かりませんが、座席に関しては若干廉価版のグランクラスといった感じでした
ただ廉価版グランクラスとはいえ、十分なシートピッチやバックシェル、コンセント、肘掛内蔵の充分な大きさのテーブルなど十分すぎるぐらいの設備を従来の特急料金にプラス900円で乗れるのでコスパは抜群な座席だと思います
座席の座り心地はとても良く、ホールド感がバッチリで革の感じもとても良くたった2時間の乗車時間ではもったいような座席でした
(プレミアム車両の座席)
ただ、肘掛のテーブルを展開した際に反対側の肘掛けとの間に微妙に隙間があり若干ではありますが安定感に欠けるのが残念な気もします
レギュラー車両
個人的にはひのとりの最大の魅力はこのレギュラー車両にあると思っています
まず、レギュラー車両なのにシートピッチがJRのグリーン車と同等の広さが確保されていて、全席にバックシェルが装備されています
(レギュラー車両の座席)
このことにより、ただでさえ広くて快適な座席なのに自分の好きなだけ座席を倒すことができ、最高にリラックスすることができます(地味にリクライニング時に座面がスライドする機構を装備しているところが近鉄さんらしい)
また、足元には跳ね上げ式で高さを自由に調整できるフットレストがついているので、靴を脱いで自分好みの高さでくつろぐこともできますし、フットレストを跳ね上げたまま足を思う存分のばすこともできます
これはなかなかうれしいです
フットレストって使わないときに足元を圧迫しちゃって邪魔だったりもするんですけど、跳ね上げることができるのでそんな心配もいりません
(背面テーブルとフットレストの様子 少し見にくいですすいません…)
(背面テーブルを展開した様子)
これ以外にも十分な大きさの背面テーブルにひじ掛けから取り出せるカクテルテーブル、全席にコンセント装備、縦方向に拡大された窓などこれでもかというぐらいの設備が整った最高の車両です
こんな最高の出来の車両にたったの200円の追加料金で乗車できるなんてコスパ最高すぎます
近鉄さんこんなもの作っちゃっていいんですかね?(笑)
それ以外の車内設備
これ以外にも無料のロッカーが各車両のデッキに用意されています
網棚もあるのにロッカーまであります
しかも無料です
やばいよ近鉄さん
しかもこのロッカー、ICカードが鍵になるんですよね
だから「あれ、ロッカーの鍵どこにしまったっけ?」っていう状況にならないんですよね
これは便利です(もちろん鍵のロッカーもあります)
(無料ロッカー)
ほかにはプレミアム車両前にあるカフェスポット
ここでは淹れたてのコーヒーや、軽食などを購入することができます
実際にコーヒーを飲んだのですが、200円でこのクオリティーはやべぇっていうぐらいうまかったです
(カフェスポットの雰囲気)
あと、一部のデッキにはフリースペースが設けられていて、座席以外のスペースでもくつろぐことも可能です
総評
今回デビューした新型名阪特急ひのとりの近鉄80000系はとても完成度が高く、わずか数百円プラスするだけでこれまでとは違った移動をすることができるとても素晴らしい車両だと感じました
新幹線ではやく移動するのもいいのですが、新幹線よりも安く2時間のプチ贅沢をこの車両で味わうのもいいのではないのかなと思います
この車両は確実に名阪間の移動の価値観を変化させると思います!!!
今回はここまでです
長くなってしまいましたがここまで読んでくださりありがとうございます